遠藤周作参考文献（改訂版）
参考：
『遠藤周作―挑発する作家』（至文堂 2008年）所収 山下(池田)静香｢遠藤周作没後文献リスト｣
『遠藤周作研究』第1号(2008年)所収 長濵拓磨「遠藤周作参考文献目録」
『遠藤周作研究』第2号(2009年)所収 小嶋洋輔「遠藤周作参考文献目録」
『遠藤周作研究』第3号(2010年)所収 小嶋洋輔「遠藤周作参考文献目録」
２０００年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
李平春「遠藤周作『アデンまで』―遠藤文学のスタートラインとして」『国文白百合』31号
徳村歩「遠藤周作『スキャンダル』の考察―両性の非対称と恩の構造について」
『沖縄国際大学語文と教育の研究』1号
荒瀬康成「遠藤周作『沈黙』における一典拠について」『京都語文』5号
高木香菜枝「遠藤周作の初期思想―「アデンまで」「学生」そして「白い人」」『哲学と教育』48号
宮元靖介「グレアム・グリーンと遠藤周作におけるカトリシズム」『龍谷紀要』21巻2号
小田島本有「『深い河(ディープ・リバー)』論―<愛のまねごと>が向かうもの」『日本近代文学会北海道支部会報』3巻
遠藤祐｢ガンジスの流れに向けて―「『深い河(ディープ・リバー)』の美津子と大津｣『玉藻』36巻
岩波剛｢50年目の“奇跡”｣『新潮』97巻6号
山根道公「遠藤周作18歳の謎」『新潮』97巻6号
高山鉄男「フランソワ―ズのこと」『新潮』97巻6号
佐伯彰一「『沈黙』への船出」『新潮』97巻6号
荒瀬康成「遠藤周作『沈黙』におけるロドリゴの最期の信仰―
「切支丹屋敷役人日記」に描かれた作者の文学的意図」『阪神近代文学研究』3号
安徳軍一「遠藤周作『深い河(ディープ・リバー)』（1993年6月）とＧ・グリーン文学との響き合い<魂の救済への道>を探ねて」
『北九州大学文学部紀要』60号
大平剛「「白い人」論」『帯広大谷短期大学紀要』38巻
久保田暁一「『深い河』にみる独自の視点」『キリスト教文芸』17巻
長濵拓磨「『深い河』とキリスト教―<母なるもの>のイメージをめぐって」『キリスト教文芸』17巻
松浦勝男「遠藤周作にみる「文化受容」―キリスト教的価値とその土着化について」『比較文明』16号
[単行本]
遠藤順子『再会』（ＰＨＰ研究所 1月）
笠井秋生 玉置邦雄『作品論 遠藤周作』(双文社出版 1月)
川島秀一『遠藤周作<和解>の物語』(和泉書院 9月)
[没後公開資料]
遠藤周作「サウロ」『新潮』97巻6号
２００１年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳「「女の一生 一部・キクの場合」論―雨が語りかけてくるもの」『学苑』727巻
石内徹「遠藤周作『沈黙』論」『清和女子短期大学紀要』30巻
安岡章太郎「（弔辞）遠藤周作へ 信仰上の「父」遠藤」『文藝春秋』79巻2号
勝呂奏「遠藤周作「シラノ・ド・ベルジュラック」考」『奏』1巻
李平春「遠藤周作の評論「神々と神と」論―堀辰雄『花あしび』をめぐって」『国文白百合』32号
山根道公「遠藤周作『深い河』とマザー・テレサ」『キリスト教文化研究所年報』23号
本多峰子「遠藤周作論＜母なる神―西洋キリスト教と日本人の宗教観の相克と、宗教多元主義の解決＞」『二松学舎大学東洋学研究所集刊』31号
槌賀七代「『深い河』論―遠藤周作文学の世界におけるカニバリズムの意味するもの」
『経済文化研究所年報』10号
笛木美佳「「女の一生 一部・キクの場合」論―<場合>を読み解くために」『キリスト教文学研究』18巻5月
山根道公「『スキャンダル』の原題「老いの祈り」の意味するもの―未発表日記をめぐって」
『三田文学』80巻67号
加賀乙彦「講演『沈黙』とその時代」『三田文学』80巻67号
今井真理「「悪」のむこうにあるもの―遠藤周作論」『三田文学』80巻67号
廣石廉二「『侍』―内的自伝の試み」『三田文学』80巻67号
高山鉄男「堀辰雄と遠藤周作―神々との出会い」『三田文学』80巻67号
[没後公開資料]
遠藤周作「三発表日記140枚 ひとつの小説ができるまでの忘備ノート」『三田文学』80巻67号
２００２年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳「遠藤周作『わたしが・棄てた・女』論―＜小さな頭＞＜小さな胸＞が含みもつもの」
『学苑』738巻
李平春「遠藤周作の『白い人』論」『国文白百合』33号
武田秀美「『白い人』論―神不在の虚無」『星美学園短期大学研究論叢』34巻
阿部曜子「遠藤周作とグレアム・グリーン―『沈黙』と『権力と栄光』にみる神の位相」
『四国大学紀要』18号
野中潤「神の沈黙と英霊の声―遠藤周作と三島由紀夫」『文学と教育』43号
青山めぐみ「遠藤周作『沈黙』論―ロドリゴの信仰の変化に託された新しいイエス像」
『キリスト教文学』21巻
山根道公「遠藤周作『満潮の時刻』論―『沈黙』との関係をめぐって」『清心語文』4号
下野孝文「『沈黙』論―諸書との関わりから」『近代文学論集』28巻
奥野政元「遠藤周作とキリスト教」『活水日文』44巻
下野孝文「フェレイラ、そして沢野忠庵―「沈黙」論の前提として(1)―」『語文研究』94巻
[単行本]
石内徹編『近代文学作品論集成20 遠藤周作『沈黙』作品論集』（クレス出版 6月）
２００３年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳「遠藤周作『おバカさん』論―ガストンはどこを歩いているのか」『学苑』749巻
内藤寿子「遠藤周作『海の沈黙』の位相―<韓国人>羅承元の意味をめぐって」『社会文学』18号
笠井秋生「講演 文学とキリスト教―遠藤周作をめぐって」『キリスト教文学研究』20巻
佐藤泰正「堀から遠藤周作へ。あるいは遠藤から堀辰雄へ」『キリスト教文学研究』20巻
入野田真右「遠藤周作論―『沈黙』をめぐって」『近代作家論』2月号
下野孝文「明治政府と<浦上四番崩れ>―『最後の殉教者』と『女の一生』から」『国語国文薩摩路』47巻
朝倉文市「遠藤周作･･初期評論・エッセイにおける宗教と文学―神信仰の諸問題（1）」
『ノートルダム聖心女子大学紀要 日本語日本文学編』27巻1号
小嶋洋輔「「それぞれ」の救い、「宗教的なるもの」の文学」―遠藤周作『深い河』論」
『千葉大学日本文化論叢』4巻
小嶋洋輔「過去としての子ども、他者としての子ども―遠藤周作作品と子ども試論」
『日本近代文学と子ども』3月号
マーク・ウイリアムズ「遠藤周作『沈黙』―ロドリゴの分身を探って」『異文化との出会い』3月号
林永福「遠藤周作『深い河』『異文化との出会い』3月号
下野孝文「キャラ、そして岡本三右衛門―『沈黙』論の前提として(2)」『語文研究』95巻
大田正紀「遠藤周作における<神>観―神は多くの顔を持つのか」『梅花短大国語国文』16巻
[没後公開資料]
遠藤周作「未発表日記140枚 ひとつの小説ができるまでの忘備ノート」『三田文学』80巻67号
２００４年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳「遠藤周作『海と毒薬』論―勝呂の目遣いと救いの可能性」『学苑』760巻
小嶋洋輔 加藤隆「遠藤周作訳『テレーズ・デスケルー』―翻訳から見る作家の方法」
『千葉大学社会文化科学研究』8巻
荒瀬康成「遠藤周作「小さな町にて」論―「基督教」からの離脱／「基督教」への接近」
『昭和文学研究』48巻
下野孝文「『最後の殉教者』論―その役割と原拠について―」『国語国文薩摩路』48巻
長濵拓磨「韓国における遠藤周作―翻訳・研究論文の現在」『無差』11巻
笠井秋生「遠藤周作におけるイエス像の変容」『文芸研究』157巻
高山鉄男「『沈黙』から『侍』へ」『文芸研究』157巻
山本泰生「遠藤周作とルドルフ・ブルトマン―その奇跡感をめぐって」『文芸研究』157巻
佐藤伸宏「複眼的考察の成果―シンポジウムの司会より」『文芸研究』157巻
福田耕介「翻訳者としての遠藤周作―『テレーズ・デスケルー』訳をめぐって」
『白百合女子大学言語・文学センター言語・文学研究論集』4巻
福田耕介「『海と毒薬』における『テレーズ・デスケルー』の「息遣い」―『母親』の二つの顔をめぐって」
『Lilia Candida』34巻
金恩瑛「遠藤周作論―『私の愛した小説』での「無意識」のアプローチを中心に」
『キリスト教文学研究』21巻
小嶋洋輔「遠藤周作作品における語り手―同伴者としての語り手、『沈黙』、『深い河』」
『キリスト教文学研究』21巻
山根道公「遠藤文学と棄教神父―『火山』までと『沈黙』以後」『キリスト教文学研究』21巻
小嶋洋輔「遠藤周作『深い河』と瀬戸内寂聴『渇く』―現代人の救い」『キリスト教文学』23巻
佐藤泰正「作家の<文学的出発とは>―漱石・芥川・堀・遠藤という系脈をめぐって」「キリスト教文学」23巻
武田秀美「遠藤周作と『深い河』―多元的な宗教観に至るまで」
『日本比較文学会東京支部研究報告』1巻
小嶋洋輔「『沈黙』と時代―第二バチカン公会議を視座として」『日本近代文学』71巻
本田有加子「遠藤周作「おバカさん」における改稿―<自分のキリスト>の表出」『日本文芸研究』56巻3号
天羽美代子「遠藤周作『イエスの生涯』いおける＜イエス像＞造形過程の一考察―シュタウファー
『イエス―その人と歴史』の影響について」『高知大国文』35巻
[単行本]
佐藤泰正編『笠間ライブラリー 遠藤周作を読む』（笠間書院 5月）
清水正『遠藤周作とドストエフスキー』（D文学研究会 9月）
[没後公開資料]
外海町立遠藤周作文学館『遠藤周作『沈黙』草稿翻刻』（長崎文献社 3月）
２００５年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳「遠藤周作「ユリアと呼ぶ女」論―<ユリア>の謎をめぐって」『学苑』771巻
松野美穂「『テレーズ・デスケルー』と『海と毒薬』における罪―遠藤周作が迫ったテレーズの影」
『Lilia Candida』35巻
下野孝文「遠藤周作「母なるもの」論―カクレキリシタンを創る」『国語国文薩摩路』49巻
本多峰子「ユダは救われるか―カール・バルト『イスカリオテのユダ』と遠藤周作『沈黙』における考察」
『二松学舎大学国際政経論集』11巻
久保田暁一「三人の作家との出会い」『椎名麟三―自由の彼方で』9巻
秋山公男「『白い人』―サディズム性」『愛知大学文学論叢』132巻
佐藤泰正「遠藤論二冊を読んで」『キリスト教文学』24巻
久松健一「遠藤周作の秘密(上)」『明治大学教養論集』396号
遠藤祐「『スキャンダル』の語るもの―絶対の<悪>は在り得たか」『学苑』780巻
小林昭「遠藤周作『海と毒薬』のこと」『民主文学』481巻
[単行本]
山根道公『遠藤周作 その人生と『沈黙』の真実』(朝文社 3月)
２００６年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳「遠藤周作「女の一生 二部・サチ子の場合」論―<理想とする女性>を追って」『学苑』783巻
辛承姫「遠藤周作におけるヨーロッパ留学の意味―「ルーアンの夏」と「留学生」を中心に」
『専修国文』78巻
久松健一「遠藤周作に関する年譜・一覧表（1958～2005）」『文献検索』
久松健一「遠藤周作の秘密(中)」『明治大学教養論集』402号
高橋龍夫「第三の新人たちの描く日常感覚―収斂されない認識方法として」
『国文学 解釈と鑑賞』71巻2号
辛承姫「遠藤周作論 母なるもの」『国文学 解釈と鑑賞』71巻2号
小嶋洋輔「遠藤周作論 カトリックの変容―1960年代の転換」『国文学 解釈と鑑賞』71巻2号
末國善己「遠藤周作論 遠藤周作の歴史認識をめぐって―<戦国三部作>を手掛かりに」
『国文学 解釈と鑑賞』71巻2号
田中葵「遠藤周作『海と毒薬』論―その構成における破綻」『阪神近代文学研究』7巻
峰村康広「生体解剖という踏絵―遠藤周作「海と毒薬」を読む」『近代文学研究』23巻
中尾祐介「遠藤周作論―解体されるキリスト教イデオロギー」『岡山大学国語研究』20巻
久松健一「遠藤周作の秘密(下)」『明治大学教養論集』408号
下野孝文「遠藤周作『女の一生』一部(１)「キク」の時間、長崎の風物を中心に」
『国語国文薩摩路』50巻
本多峰子「日本におけるキリスト教受容の問題―文学を通しての考察」
『二松学舎大学東アジア学総合研究所集刊』36号
笠井秋生「『沈黙』の絵踏みの場面をめぐって―果たして神は沈黙を破ったのか」
『キリスト教文芸』22巻
山根道公「『沈黙』の「踏絵の基督」の原像をめぐって」『キリスト教文芸』22巻
細川正義「遠藤周作文芸とキリスト教―『沈黙』に至る道」『人文論究』56巻1号
鈴木秀子「没後十年 遠藤周作文学の今日的意味」『文学界』60巻9号
今井真理「それでも人間は信じられるか―遠藤周作とアウシュビッツ」『三田文学』85巻84号
長谷川（間瀬）恵美「母なるものを求めて―遠藤周作とアウシュビッツ」『三田文学』85巻84号
福田耕介「遠藤周作とフランソワ・モーリヤック―テレーズ的主人公の救済」『三田文学』85巻84号
間瀬啓充「ヒック自伝に顔を出す遠藤周作」85巻87号
山根道公「遠藤周作と井上洋治―魂の故郷へと帰る旅」85巻87号
今井真理「悪の行われた場所―『海と毒薬』の光と翳」85巻87号
久松健一「遠藤周作 年譜に隠された秘密」85巻87号
竹原陽子「イエスのような人―遠藤周作に残された原民喜の痕跡」85巻87号
福田耕介「遠藤周作とフランソワ・モーリヤック―ベルナール的「息子」への視点」85巻87号
品川博之「『海と毒薬』論―<組織>と<権力>を背景に」『埼玉大学国語教育論叢』9巻
古橋昌尚「遠藤周作の預言的ビィジョン―神学の一形態としての文学とその可能性」
『人間学紀要』36号
間瀬啓充「ジョン・ヒック『自伝』と遠藤周作」『東北公益文科大学総合研究論集』11巻
[単行本]
加藤宗哉『遠藤周作』（慶應義塾大学出版会 10月）
[没後公開資料]
遠藤周作『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい』
（海竜社 8月）
２００７年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
辛承姫「遠藤周作の『沈黙』―弱者の典型としてのキチジローの系譜」『専修国文』80巻
下野孝文「遠藤周作の『女の一生』一部(２)<浦上四番崩れ>を巡って」『国語国文薩摩路』51巻
加藤憲子「遠藤周作『深い河』論--チャームンダー女神の意味するもの」『国文白百合』38号
小嶋洋輔「遠藤周作「中間小説」論―書き分けを行う作家」『千葉大学人文研究』36巻
長濵拓磨「シンポジウム『侍』試論―ベラスコの視点をめぐって」『キリスト教文学研究』24巻
笠井秋生「シンポジウム『侍』をどう読むか―日本におけるキリスト教土着化の問題」
『キリスト教文学研究』24巻
川島秀一「シンポジウム『侍』瞥見―ある躊躇と疑念」『キリスト教文学研究』24巻
小嶋洋輔「遠藤周作と20世紀末の宗教状況」『千葉大学人文社会科学研究』15巻
山根道公「遠藤周作と井上洋治―魂の故郷へと帰る旅(２) 四等船室での出会い、そして葡萄畑の再会」『三田文学』86巻88号
山根道公「遠藤周作と井上洋治―魂の故郷へと帰る旅(３) それぞれの帰国まで」
『三田文学』86巻89号
今井真理｢解説 新発見 遠藤周作フランス留学時の家族との書簡｣『三田文学』86巻90号
山根道公「遠藤周作と井上洋治―魂の故郷へと帰る旅(４) 日本での再会から」
『三田文学』86巻90号
山根道公「遠藤周作と井上洋治―魂の故郷へと帰る旅(最終回) 魂の故郷への帰還」
『三田文学』86巻91号
[単行本]
兼子盾夫『遠藤周作の世界』(教文館 8月)
[没後公開資料]
｢新発見 遠藤周作フランス留学時の家族との書簡｣『三田文学』86巻90号
町田市民文学館『光の序曲 町田市民文学館蔵遠藤周作著書目録 欧文篇』(町田市民文学館 9月)
２００８年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
李英和「普遍と個別の超克―遠藤周作『沈黙』論」『文学研究論集』 1月
加藤憲子「遠藤周作『真昼の悪魔』論―〈女医〉の〈実験〉から見えてくるもの」
『国文白百合』39号
下野孝文「遠藤周作『女の一生』・一部(三)津和野配流以後」『国語国文薩摩路』52巻
山田都与「遠藤周作『王の挽歌』と白水甲二『きりしたん大名 大友宗麟』」『金城日本語日本文化』3月
山田都与「遠藤周作『深い河』と聖書物語」『金城学院大学大学院文学研究科論集』3月
久松健一「青く、澄んだ、世界―遠藤周作の死生観」『明治大学教養論集』3月
長濱拓磨「遠藤周作『侍』論―フィクションの内実について―」『キリスト教文芸』24巻
笠井秋生「遠藤文学における<救い>―『白い人』『黄色い人』『海と毒薬』を中心に―」『キリスト教文芸』24巻
本田有加子｢遠藤周作｢最後の殉教者｣にみる〈転び〉の問題―資料との関わりから｣
『キリスト教文学研究』25巻
管原とよ子｢遠藤周作『イエスの生涯』における引用典拠｣『キリスト教文学研究』25巻
奥野政元「遠藤周作とキリスト教―「沈黙」をめぐって―」『キリスト教文学』27巻
加藤憲子「遠藤周作『聖書のなかの女性たち』試論―描かれた女性の諸相から―」
『遠藤周作研究』創刊号 9月
川島秀一「想像力の始原―『わたしが・棄てた・女』の定位をめぐって―」『遠藤周作研究』創刊号 9月
小嶋洋輔「遠藤周作とサド―｢爾も、また｣、｢書くという事の意味｣をめぐる小説」
『遠藤周作研究』創刊号 9月
兼子盾夫「『留学』第三章における色の象徴と暗喩……｢白｣｢赤｣と｢ヨーロッパという大河｣」
『遠藤周作研究』創刊号 9月
小川仁子「｢沈黙｣における仏教的なものの考察―浄土真宗・親鸞をめぐって―」
『遠藤周作研究』創刊号 9月
藤田尚子「遠藤周作『女の一生 一部・キクの場合』論―執筆背景と長崎風物の一典拠―」
『遠藤周作研究』創刊号 9月
久松健一「遠藤周作の読書体験―旧蔵書の（仏語文献）を眺めながら」『遠藤周作研究』創刊号 9月
長濵拓磨「遠藤周作参考文献目録（二〇〇〇・平成十二年一月～二〇〇七・平成十九年十二月）」
『遠藤周作研究』創刊号 9月
遠藤順子・柘植光彦・小嶋洋輔「インタビュー・遠藤順子夫人に聞く 半世紀の記憶―小説はどのように書かれたか」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
加賀乙彦「エッセイ 遠藤さんと私」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
辛承姫「記憶の分析」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
山根道公「吉満義彦体験―その影響と超克」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
鈴村和成「堀辰雄体験―遠藤周作の受動と能動と」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
中村三代司「遠藤周作とその文学圏―『三田文学』と〈第三の新人〉を中心に」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
福田耕介「テレーズの造型―誘惑と母性」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
阿部曜子「モイラとセアラ―遠藤周作と二人のグリーン」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
宮本陽子「同伴者なきリベルタン・サド」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
樋口淳「遠藤周作の留学―ルーアン、リヨン、ボルドー」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
須浪敏子「テレーズの心の闇は救われるか―遠藤に期待された高橋たか子」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
高橋博史「芥川龍之介「神神の微笑」―〈この国〉に潜む暴力的な力」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
神谷光信「新約聖書学の衝撃」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
天羽美代子「イエス像の変革」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
高橋原「ユングへの共鳴」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
小嶋洋輔「ヒック神学との合致―神は多くの名前をもつ」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
近藤光博「インドとの共生―《インド》なる表象の刷新のために『深い河』を再読する」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
笛木美佳「キャラクターの円環―森田ミツをめぐって」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
加藤憲子「遠藤周作『海と毒薬』論―上田ノブと〈おばはん〉をめぐって」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
宮坂覺「『沈黙』論―〈身体〉と〈認識〉のはざまで、そして〈行為〉」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
加藤宗哉「狐狸庵の挑戦―もうひとつの滑稽化した自分」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
笠井秋生「『侍』―宣教師ベラスコをめぐって」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
川島秀一「『死海のほとり』―沸騰する文体」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
山下静香「『スキャンダル』論―「無意識」概念の運用と「悪」の理論展開をめぐって」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
柘植光彦「深い河（ディープ・リバー）―死と生の逆転」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』
（至文堂 10月）】
山下静香「没後主要参考文献リスト」【編集柘植光彦『遠藤周作 挑発する作家』（至文堂 10月）】
佐藤忠男「一冊の本闇の生体解剖 人間の良心とは何か―[遠藤周作著]『海と毒薬』」
『ひろばユニオン』10月
兼子盾夫「私の独り言 多面体の作家 遠藤周作に迫るために」『三田文学』87巻95号
下野孝文・山下静香「遠藤周作と長崎、ある大きな力で 「とら寿し」大竹豊彦氏に聞く」
『敍説Ⅲ―０３』12月
菅聡子「<スキャンダル>としての女 遠藤周作文学における女性像をめぐるささやかなノート」『敍説Ⅲ―０３』12月
下野孝文「遠藤周作『女の一生』・二部(３)コルベ神父から修平へ」『敍説Ⅲ―０３』12月
管原とよ子「遠藤周作の一つの<舞台>(上)(含「マドモアゼル」総目次)」『敍説Ⅲ―０３』12月
山下静香「文学館だより(第３回) 長崎市遠藤周作文学館」『敍説Ⅲ―０３』12月
長谷川(間瀬)恵美「愛と救済―遠藤周作『深い河』―」【間瀬啓允編『宗教多元主義を学ぶ人のために』(世界思想社 12月)
片山はるひ「日本近代文学の中のキリスト教(１) 遠藤周作とベルナノス(１) ｢聖化｣の物語」
『福音と世界』12月
本多峰子「Problem of evil and pain in the novels of Shusaku Endo 遠藤周作の小説における悪と痛みの問題」『二松学舎大学論集』51巻）
[単行本]
永田直美『遠藤文学の素描』（中川書店 1月）
[没後公開資料]
長崎市遠藤周作文学館『遠藤周作文学館蔵遠藤周作蔵書目録Ⅰ』(長崎市遠藤周作文学館 3月)
２００９年
[研究論文・講演会／シンポジウム記録]
笛木美佳｢遠藤文学における女性(３)「わたしが・棄てた・女」に流れ込んでいくもの｣『学苑』819巻
片山はるひ｢日本近代文学の中のキリスト教(２)遠藤周作とベルナノス(２)私が・棄てた・イエス｣
『福音と世界』1月
片山はるひ｢日本近代文学の中のキリスト教(３)遠藤周作とベルナノス(３) 殉教のドラマ―「弱か者」の力｣『福音と世界』2月
菅原とよ子｢ダニエル・ロップスの受容 遠藤周作『イエスの生涯』とダニエル・ロップス『キリストとその時代』｣『国語国文学研究』2月
小嶋洋輔｢遠藤周作―差異をこえて (特集 現代作家と宗教(仏教編))｣『国文学 解釈と鑑賞』74巻2号
後藤恒允｢遠藤周作『深い河』試読―成瀬美津子像を中心に｣『聖霊女子短期大学紀要』3月
Richard Logan｢Endo Shusaku’s To Aden｣『文教大学文学部紀要』3月
三浦健治｢遠藤周作の思想の転回(連載・全五回)｣『民主と文学』 3月～7月
山根道公｢遠藤周作における吉満義彦体験―霊性文学の原点｣『キリスト教文化研究所年報』3月
笠井秋生｢遠藤周作―同伴者イエスの発見 (特集 現代作家と宗教(キリスト教編))｣
『国文学解釈と鑑賞』74巻4号
小嶋洋輔｢遠藤周作『火山』と『おバカさん』―｢啓蒙｣する｢作家｣の誕生(特集 一九六〇年代を軸として)｣
『近代文学研究』26号
川島秀一｢シンポジウム 〈文学と死〉をめぐる問い―遠藤周作『深い河』瞥見 (特集 文学と死)｣
『キリスト教文学研究』26巻
藤田尚子｢遠藤周作『女の一生―一部・キクの場合』と劉寒吉『風雪』―〈浦上四番崩れ〉に見る死生観の相違をめぐって｣『キリスト教文学研究』26巻
笠井秋生｢『沈黙』の｢切支丹屋敷役人日記｣を読み直す―弱者はいかにして強者になったか｣
『キリスト教文芸』25巻
朱鉉景｢遠藤周作『スキャンダル』論―「老いの祈り」を中心に｣『キリスト教文芸』25巻
井上万梨恵｢遠藤周作『深い河』論―磯辺をめぐる現代日本人の「死」の問題｣『清心語文』11巻
小川あい｢遠藤周作文学におけるキリスト教の受止め方(１)「父」の宗教｣
『久留米大学大学院比較文化研究論集』7月
兼子盾夫「遠藤周作とドストエフスキーにおける｢象徴｣と｢神話｣について―｢蝿｣と｢蜘蛛｣と
｢キリスト｣と―」『遠藤周作研究』第二号 9月
田中葵「遠藤周作｢黄色い人｣論―〈白い人〉と〈黄色い人〉との距離―」『遠藤周作研究』第二号 9月
加藤憲子「遠藤周作『わたしが・棄てた・女』論―吉岡努と森田ミツの〈幸福〉から見えてくるもの―」
『遠藤周作研究』第二号 9月
小川仁子「『沈黙』の｢ヨナセンの日記｣が意味するもの」『遠藤周作研究』第二号 9月
篠崎まどか「『死海のほとり』論―｢巡礼｣の章における〈同伴者イエス〉の復活―」
『遠藤周作研究』第二号 9月
古浦修子「『女の一生 二部・サチ子の場合』論―｢愛｣の根源にあるもの―」
『遠藤周作研究』第二号 9月
藤田尚子「遠藤周作『女の一生 二部・サチ子の場合』における旧蔵資料との関わり」
『遠藤周作研究』第二号 9月
小嶋洋輔「二〇〇八・平成二〇年遠藤周作参考文献目録及び研究展望」
『遠藤周作研究』第二号 9月
芦川進一｢ドストエフスキイと十人の日本人(４)響き合う魂 ドストエフスキイと遠藤周作―
「母なるもの」の光と影｣『福音と世界』9月
古浦修子｢遠藤周作『女の一生 一部・キクの場合』論―キクの「一生」と〈語り手〉の視点｣
『日本文芸研究』61巻
管原とよ子｢書誌 遠藤周作の一つの〈舞台〉(下)[含 「マドモアゼル」総目次]｣『敍説Ⅲ―０３』11月
大田正紀｢遠藤周作『深い河』論―宗教的多元主義と〈神〉像の変容｣『改革派神学』
[単行本]
辛承姫『遠藤周作論―母なるイエス』(専修大学出版局 3月)
加藤宗哉・富岡幸一郎編集『遠藤周作文学論集 文学編』(講談社 11月)
加藤宗哉・富岡幸一郎編集『遠藤周作文学論集 宗教編』(講談社 11月)
[没後公開資料]
｢遠藤周作 未公開書簡 友人である修道女への手紙(六通)｣『三田文学』88巻99号
(小嶋洋輔)