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「遠藤周作研究 」( 『遠藤周作研究』編集委員会 編 ) バックナンバー一覧
※1号・8号は品切れ、3号・7号は在庫僅少です。
巻号 |
著者 |
タイトル |
第1号 (2008.09) |
加藤 憲子 | 遠藤周作『聖書のなかの女性たち』試論--描かれた女性の諸相から |
川島 秀一 | 想像力の始原--『わたしが・棄てた・女』の定位をめぐって | |
小嶋 洋輔 | 遠藤周作とサド--「繭も、また」、「書くという事の意味」をめぐる小説 | |
兼子 盾夫 | 『留学』第三章における色の象徴と暗喩--「白」「赤」と「ヨーロッパという大河」 | |
小川 仁子 | 「沈黙」における仏教的なものの考察--浄土真宗・親鸞をめぐって | |
藤田 尚子 | 遠藤周作『女の一生 一部・キクの場合』論--執筆背景と長崎風物の一典拠 | |
久松 健一 | 遠藤周作の読書体験--旧蔵書(仏語文献)を眺めながら | |
長濱 拓磨 | ||
第2号 (2009.09) |
兼子 盾夫 | 遠藤周作とドストエフスキーにおける「象徴」と「神話」について--「蠅」と「蜘蛛」と「キリスト」と |
田中 葵 | 遠藤周作「黄色い人」論--〈白い人〉と〈黄色い人〉との距離 | |
加藤 憲子 | 遠藤周作『わたしが・棄てた・女』論--吉岡努と森田ミツの〈幸福〉から見えてくるもの | |
小川 仁子 | 『沈黙』の「ヨナセンの日記」が意味するもの | |
篠ア まどか | 遠藤周作『死海のほとり』論--「巡礼」の章における〈同伴者イエス〉の復活 | |
古浦 修子 | 『女の一生 二部・サチ子の場合』論--「愛」の根源にあるもの | |
藤田 尚子 | 遠藤周作『女の一生 二部・サチ子の場合』における旧蔵資料との関わり | |
小嶋 洋輔 | 二〇〇八・平成二〇年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
第3号 (2010.9) |
兼子 盾夫 | 多面体の作家遠藤周作とドストエフスキー--作品の重層的構造分析による「対比文学」研究の可能性 |
管原 とよ子 | 奇跡という「無力」--遠藤周作『イエスの生涯』とE・シュタウファー『イエス その人と歴史』 | |
笛木 美佳 | 遠藤周作『深い河』論--「玉ねぎ」に秘められたもの | |
池田 静香 | 遠藤周作にとっての「悪」--昭和30年代までの戦争への態度とサド理解を中心に | |
小嶋 洋輔 | 書評 辛承姫著『遠藤周作論 母なるイエス』 | |
兼子 盾夫 | 書評 加藤宗哉・富岡幸一郎編『遠藤周作文学論集(文学篇)及び(宗教篇)』 | |
小嶋 洋輔 | 二〇〇九・平成二一年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
第4号 (2011.9) |
片山 はるひ | 遠藤周作の文学における「母なるもの」再考--「かくれキリシタン」とフランスカトリシスムの霊性 |
長濱 拓磨 | 遠藤周作の「歴史小説」の一側面--松田毅一との関連をめぐって | |
ヴァン・C. ゲッセル | 西洋のキリスト教圏における遠藤文学の評価 | |
北田 雄一 | 「滞佛日記」論--文学者として | |
山根 道公 | 遠藤周作『沈黙』論--歴史的素材の再構成をめぐって | |
柴崎 聰 | 書評 山根道公著『遠藤周作『深い河』を読む--マザー・テレサ、宮沢賢治と響きあう世界』 | |
武田 秀美 | 二〇一〇・平成二十二年 遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
長谷川(間瀬) 恵美 | 隠れ(Crypto)の信仰・生き方に学ぶ--キリスト教の実生化 | |
第5号 (2012.9) |
佐藤 泰正 | 闘う作家遠藤周作をめぐって |
岩ア 里奈 | 遠藤周作『鉄の首枷 小西行長伝』 : 小西行長の信仰 | |
福田 耕介 | アニエス・ヴァルダの映画『幸福』を見る遠藤周作 | |
太原 正裕 | 異邦人・遠藤周作が読み続けられる理由 : 「心の台本」と日本神話からのアプローチ | |
小嶋 洋輔 | 遠藤周作の留学 : 「白い人」に描かれたフランス | |
笠井 秋生 | 『沈黙』をどう読むか : ロドリゴの絵踏み場面と「切支丹屋敷役人日記」 | |
武田 秀美 | 二〇一一・平成二十三年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
第6号 (2013.9) |
佐藤 まどか | 遠藤周作『侍』論 : 「ベラスコ」における〈イエス〉の変遷 |
竹本 俊雄 | 『深い河』の成瀬美津子 | |
古浦 修子 | 遠藤周作『深い河』論 : 美津子の魂の旅程における〈母なるもの〉の内実 | |
笠井 秋生 | 戯曲『薔薇の館』について : 修道士ウッサンの死をめぐって | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点からみる『沈黙』 : 笠井秋生氏の『沈黙』論(『沈黙』をどう読むか : ロドリゴの絵踏み場面と「切支丹屋敷役人日記」)をめぐって | |
宮坂 覺, | 書評 小嶋洋輔著『遠藤周作論 : 「救い」の位置』 | |
笛木 美佳 | 二〇一二・平成二十四年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
ADELINO ASCENSO | 遠藤周作の神理解と西欧カトリック教会の神理解 | |
第7号 (2014.9) |
加藤 宗哉 | 遠藤周作と三田文学 |
北田 雄一 | 「白い人」論 : 二つのモチーフを中心に | |
笛木 美佳, 井上 万梨恵 |
遠藤周作「黄色い人」論 : 第一エピグラフをめぐって | |
香川 雅子 | 遠藤周作の「殉教」観 : 『最後の殉教者』における史実とフィクション | |
笠井 秋生 | 『スキャンダル』から『深い河』へ : 「創作日記」を読み解きながら | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点 : キリスト教の「婚姻神秘主義」と遠藤の「置き換え」の手法 | |
古橋 昌尚 | 遠藤周作の創作方法に見る神学的意図 : 神学の方法と形態への示唆 | |
笛木 美佳 | 二〇一三・平成二十五年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
池田 静香 | 遠藤周作における「拷問と虐殺の時代」との対峙 | |
兼子 盾夫 | 書評 アシェンソ・アデリノ著「遠藤周作 その文学と神学の世界」 | |
第8号 (2015.9) |
香川 雅子 | 「日本の沼の中で : かくれ切支丹考」に見る遠藤のキリシタン理解 : 史料との関わりを中心に |
長M 拓磨 | 遠藤文学における〈ペドロ岐部〉(1)『留学』『沈黙』を中心として | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点からみる『沈黙』(2)神の「母性化」 : ロドリゴの「烈しい悦び」をめぐって | |
笠井 秋生 | 『銃と十字架』について : 何故、ペドロ岐部はローマから帰国し潜伏神父になったのか | |
長原 しのぶ | 遠藤周作『反逆』論 : 『深い河』に展開する〈生〉の循環 | |
古浦 修子 | 『女』に込められた永遠への眼差し : 〈女〉の継承性を視座として | |
笛木 美佳
,加藤 憲子 |
再考 白百合女子大学図書館蔵 遠藤周作書簡 : 「三田文學」(第88巻99号、平成21年11月)掲載、松井千恵氏宛六通について | |
兼子 盾夫 | 二〇一四年度「遠藤周作国際シンポジウム(韓国日本基督教文学会&遠藤周作学会共同学術発表大会)」に参加して | |
池田 静香 | 二〇一四・平成二十六年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
長谷川(間瀬) 恵美 | 遠藤文学研究書の紹介、韓国キリスト教の体験談、及び国際遠藤周作シンポジウム参加の報告 | |
第9号 (2016.9) |
片山 はるひ | 遠藤周作と「テレーズ」 |
太原 正裕 | 留学から小説『留学』へ、『沈黙』への序章 | |
兼子 盾夫 | 『沈黙』と『権力と栄光』の重層的な構造分析による対比研究 : 主役はユダか、それともキリストか | |
笠井 秋生 | 鉄の首枷 : 小西行長伝 : 洗礼の秘蹟の真実 | |
増田 斎 | 遠藤周作『深い河』における身体論 : 成瀬美津子像の変遷 | |
長谷川(間瀬) 恵美 | 書評 今井真理著『それでも神はいる : 遠藤周作と悪』 | |
北田 雄一 | 書評 川島秀一『遠藤周作〈和解〉の物語 増補改訂版』 | |
長M 拓磨 | 『沈黙』参考文献目録(一九六六・昭和四十一年三月~二〇一五・平成二十七年十二月) | |
池田 静香 | 二〇一五・平成二十七年 遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
第10号 (2017.9) |
福田 耕介 | 初期長篇小説における「父性」の瓦解と「息子」の無垢 |
霍 斐 | 遠藤周作『わたしが・棄てた・女』論 : 倫理の根源を問う | |
柴崎 聰 | 『沈黙』における比喩 : 『権力と栄光』との比較において | |
斎藤 佳子 | 『イエスの生涯』における「実感」 : 書き手の用いる人称に着目して | |
古浦 修子 | 遠藤周作『侍』論 : 二つの物語の交錯をめぐって | |
余 ?? | 遠藤周作『深い河』論 : 啓子の実像とその真の役割 | |
古浦 修子 | 二〇一六・平成二十八年 遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点『深い河』と『創作日記』再訪 : 宗教多元主義VS.相互的包括主義 | |
金 承哲 | 「痕跡」の文学 : 遠藤周作の文学世界を理解するために | |
佐藤 まどか | 長崎市遠藤周作文学館 遠藤周作没後20年・「沈黙」刊行50年記念事業に参加して | |
李 平春 | 韓国で読まれている遠藤周作の『沈黙』 : 名作の意味を考えながら | |
ユスチナ・ベロニカ カシヤ | 「テレーズの影を追って」から「アウシュビッツ収容所を見て」まで : 遠藤周作における悪の翻訳不可能性 | |
ヴァン・C ゲッセル | 『沈黙』と『SILENCE』 : 英国圏での解釈と評価 | |
第11号 (2018.9) |
余 ?? | 遠藤周作「青い小さな葡萄」論 : 〈葡萄〉の役割を中心に |
奥野 政元 | 遠藤周作の出発と中世への回帰 : 「最後の殉教者」から「その前日」へ | |
古橋 昌尚 | 遠藤周作『わたしが・棄てた・女』にみる「過越の神秘」 : ミツとイエスを結ぶシンボリズム | |
香川 雅子 | キリシタン史料から考察する「留学生」の荒木トマス : 『沈黙』に先駆けた作品として | |
山根 息吹 | 遠藤周作『沈黙』における弱者の救い : 無意識における同伴者への「渇き」をめぐって | |
大塩 香織 | 遠藤周作『スキャンダル』論 : 勝呂の〈二面性〉と加虐の〈欲望〉 | |
長原 しのぶ | 遠藤周作『決戦の時』論 : 『武功夜話』の役割からみるキリスト教的視点 | |
笠井 秋生 | 『王の挽歌』について : 大友宗麟の信仰の軌跡をめぐって | |
北田 雄一 | 書評 神谷光信『ポストコロニアル的視座より見た遠藤周作文学の研究 : 村松剛・辻邦生との比較において明らかにされた、異文化受容と対決の諸相』 | |
香川 雅子 | 書評 長M拓磨著『遠藤周作論 : 「歴史小説」を視座として』 | |
古浦 修子 | 二〇一七・平成二十九年 遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
古橋 昌尚 | 『沈黙』刊行50年記念 国際シンポジウム 『沈黙』の理解と研究に貢献した二人のイエズス会士 :ウィリアム・ジョンストンとフランシス・マシー | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点 : 遠藤周作の『イエスの生涯』『キリストの誕生』と「史的イエス」探究史(上)教義のキリストから歴史のイエスへ、そして信仰のキリストへ : 「それではおまえたちは、私を誰というか」マタ16.15 | |
金 承哲 | 遠藤周作とミステリー小説 : 「影なき男」と遠藤文学へのもう一つの視座 | |
第12号 (2019 8) |
北田 雄一 | 「黄色い人」論―〈編集〉された作品という観点から― |
余 ?? | 遠藤周作『わたしが・棄てた・女』論―〈痕跡〉と「手記」をめぐって― | |
福田 耕介 | 『わたしが・棄てた・女』における「うす汚い娘」をめぐる言説 | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点:遠藤周作の『イエスの生涯』『キリストの誕生』と[史的イエス]探求史(中)―教義のキリストから歴史のイエスへ、そして信仰のキリストへ― | |
松橋 幸代 | 「聖母讃歌」にあらわれる遠藤の信仰態度に関する一考察―信仰の多様性をめぐって― | |
佐藤 まどか | 遠藤周作『砂の城』論―自叙伝としての読解― | |
倪 楽飛 | 遠藤周作『死海のほとり』における「ねずみ」の人物像―フランクルの「次元的存在論」を視座に据えて― | |
大塩 香織 | 遠藤周作『深い河』論―『スキャンダル』成瀬夫人から『深い河』成瀬美津子へ― | |
桑原 理恵 | 無意識のベクトル「すべてのものはXに向かう」、そして罪と悪の分離後の帰着点へ | |
笠井 秋生 | 『遠藤周作日記全日記[上巻]1950〜1960』を読む | |
香川 雅子 | 金承哲『沈黙への道 沈黙からの道―遠藤周作を読む』 | |
長M 拓磨 | 長谷川(間瀬)恵美『深い河の流れ―宗教多元主義への道』 | |
山根 息吹 | 兼子盾夫『遠藤周作による象徴と隠喩と否定の道―対比文学の方法』 | |
古橋 昌尚 | 星野正道『いのちに仕える「私のイエス」』 | |
笛木 美佳 | 二〇一八・平成三十年 遠藤周作参考文献目録及び研究展望 | |
第13号 (2020 9) |
ヴァン・C ゲッセル | 現代人の傷んだ心を癒す遠藤文学 |
山根 道公 | 遠藤周作のキリシタン文学、そして長崎 − 異邦人の苦悩 | |
古浦 修子 | 第十四回二〇一九年度遠藤周作学会・全国大会(長崎市遠藤周作文学館共催)および国際芥 川龍之介学会・遠藤周作学会・長崎市立図書館共催大会に参加して | |
小嶋 洋輔 | 遠藤周作と中間小説誌の時代−『小説セブン』との関わりを中心に | |
兼子 盾夫 | 神学と文学の接点 : 遠藤周作の『イエスの生涯』『キリストの誕生』と[史的イエス]探求 史(下)−教義のキリストから歴史のイエスへ、そして信仰のキリストへ − | |
倪 楽飛 | 遠藤周作『スキャンダル』における「悪の問題」− ヴィクトール・フランクルとエーリッヒ・フロムの言説を手がかりに− | |
山根 息吹 | 遠藤周作『死海のほとり』における「諸聖人の通功(communio sanctorum)」−イーガルの手紙に見る弱者の変容と愛の記憶 | |
阿部 曜子 | グレアム・グリーン『ヒューマン・ファクター』を読む遠藤周作 −『深い河』への影響を中心に | |
古橋 昌尚 | 遠藤周作の神概念の探求 −超越、内在、パーソナル性からの再検討 | |
川島 秀一 | 書評 山根道公『遠藤周作と井上洋治−日本に根づくキリスト教を求めた同志』 | |
北田 雄一 | 二〇一九・平成三十一年・令和元年遠藤周作参考文献目録及び研究展望 ヴァン・C ゲッセル, マーク ウイリアムズ 遠藤周作英文参考文献(1998~2018年) | |
第14号
『遠藤周作事典』刊行記念 (2021 9) |
川島 秀一 | 残された余白 : 『遠藤周作事典』の刊行を終えて |
加藤 宗哉 | 『無鹿』雑感 : 晩年に浮ぶ"狐色"と"鴇(とき)色" | |
斎藤 佳子 | 『銃と十字架』における理想の若者としてのペドロ岐部― 海外への関心との関わりから | |
佐藤 まどか | 遠藤周作「戦中派」論 ― レッテルへの異議とモチーフを巡る考察― | |
倪 楽飛 | 遠藤周作『深い河』の成瀬美津子像@ ―実存分析の視点から見る美津子の〈悪〉と〈空虚感〉― |
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古橋 昌尚 | 遠藤周作における究極的かかわり ― ティリッヒの信仰の概念から捉え直す | |
池田 静香 | 「長崎新聞」遠藤周作関連記事一覧― 昭和編 | |
増田 斎 | 書評 菅野昭正編『遠藤周作 神に問いかけつづける旅』 | |
北田 雄一 | 二〇二〇・令和二年 遠藤周作参考文献目録及び研究展望 |
学会誌『遠藤周作研究』案内
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